よくある質問

SAVE TATTOOINGについて

Q:どの様な目的で活動しているのですか?
A:私たちはイレズミ文化(各国の歴史や文化を総称する意味で「イレズミ」と表記いたします。これはワンポイントタトゥーや、彫り物すべてを含みます。) を衛生的かつ安心して楽しめるように、彫師がイレズミを彫る為の法整備を求めていく事を目的とした団体です。
Q:どの様なきっかけで活動を始めたのですか?
A:2015年 大阪を中心に行われた彫師への摘発を、不服に感じた全国のユーザー・彫師の声をきっかけに、活動を始めました。
Q:主な活動内容は?
A:直筆請願署名活動ならびに、大阪イレズミ裁判の支援活動です。 その他には関係事業者を集めた勉強会やシンンポジウム・イベントの開催 広報メディア製作・運営や有識者の方への取材活動を行ってます。
Q:どの様なメンバーなのですか?
A:今回、大阪イレズミ裁判で闘っている増田太輝を代表に(主なメンバーはこちら)、 摘発に不服を感じた、タトゥーユーザー・彫師・ミュージシャンや有識者、一般の方々も 参加しています。
Q:集まった募金はどの様な事に使われるのですか??
A:主に活動を行う為の交通費やイベント開催の為の費用、 弁護団への費用ならびにPR費用に使われます。
Q:どの様な形で協力すればよいですか??
A:SAVE TATTOOINGの情報をSNS等でシェアして頂き、 友人・知人の方に請願署名の呼びかけ、弊会主催のイベントへの参加、 署名ブースへのボランティア参加、募金箱の設置、 応援グッズの購入などをお願いしてます。
Q:なぜイレズミ裁判への支援が法整備につながるのですか??
A:現在イレズミを彫る行為は法律上明確には存在しません。 ですが今回、行政庁の解釈で彫師を医師法違反として摘発しました。 ですが様々な多くの法律家の方々の意見の中には、 その様な解釈は間違ってあるという見解であり、 その事を証明する為の裁判でもあります。 つまりは今回の裁判で勝つ事=現在においてイレズミを取り締まるルールは、 日本には存在しない事を証明する事につながり、 政府としても早急なイレズミに特化したルール作りの必要性を認識してもらえる結果になり、 今回の裁判を支援する事は法整備にとって 重要なポイントであると判断しています。

摘発について

Q:何故、彫師が摘発されたのですか??
A:警察の解釈ではイレズミを彫る行為は、 「医師でないと行ってはいけない、 医師法に抵触する」という判断で摘発されました。
Q:摘発された彫師達は、薬事法に触れる麻酔をつかったり、 暴力団関係者であったりお客さんからのクレームなど、 何か問題があったのでないのですか??
A:いいえ。一切ありません。
Q:摘発された彫師は衛生管理を怠っていたのではないですか?
A:いいえ。現在多くの彫師達がそうされている様に、 高い基準での衛生管理をおこなって施術をしています。 今回、摘発された彫師たちは一様に、 きちんとした衛生管理は行ってました。
Q:本当に医師法に抵触するのですか??
A:それを判断するのは警察ではなく裁判所です。 私たちは医師法に抵触するという法解釈を不服としています。 それは私たちに限らず、 多くの法律家の方からも同様の意見を頂いてます。
Q:違法でないのに何故、摘発できたのですか?
あくまで警察としては違法だと解釈した為だと思われます。 ですが違法かどうかを判断する権限は裁判所です。 今までも警察がクロといった事が裁判所ではシロという判断は、 多くありました。 日本には憲法裁判所という制度が無いため、 被疑者になって初めてその法解釈がおかしいんじゃないか?と、戦える訳です。
Q:裁判に負ければイレズミは彫れなくなるのですか??
A:負ければ、と言うよりもそれ以前に、今現在の警察、検察の考えでは医師法違反に抵触すると考えているようです。 なので裁判に負けてしまうと、医師免許を持たない彫師は違法という事になります。
Q:裁判を行わずに素直に認めて罰金を払えば、今までと同じ様に営業できるのではないですか??
A:いいえ違います。 「有罪である事を認めた」という事になり、 認めた上で同様の行為を行う事は、 さらに重い罰則を受ける可能性もあります。
Q:もぐりで営業しているので、摘発されないのではないのですか??
A:現看板を隠しても目立たない様に営業しても、 イレズミが医師法に抵触していると判断すれば、 警察は摘発できます。
Q:警察に摘発された時はどうすればいいですか??
A:まずは冷静になって、弁護士等に相談の上、対応されるのが良いかと思われます。
Q:罰金を収めて終わりになった場合は前科になりますか?
A:はい。前科になります
Q:現在摘発が減ったのは何故ですか??
A:現在を裁判をおこなっている影響もあるかも知れませんが、 あくまで警察内部の判断でもありますので、 はっきりとはわかりません。
Q:摘発されても気にせずに営業すればいいんじゃないですか??
A:それはご自身の判断になります(笑) ただしそういった彫師が増える事によりイレズミに対しての社会的信用を悪くし、 多くのタトゥーを施している人たちの日常生活にも弊害が出てくるかと思います。

法整備について

Q:何故、法整備が必要なのですか??
A:個人が趣味範疇で行い、また特別な事故なども無ければ本来、規制する必要はないのですが、今現在イレズミを彫る行為は医師免許が必要だと行政庁は判断しています。 このままでは今までの様に看板を出したり、インターネット等での作品を宣伝する事が難しくなり、ユーザーも安心してイレズミを楽しめなくなります。 ですので関係業者の意見を組み入れたイレズミに特化したルールを作り、 この様な行き過ぎた法規制が行われない様にする必要があると考えます。
Q:法整備なんて無理じゃないのですか??
A:法律は私たちの意見から作る事も、 変える事も可能です。 まとまった署名を国会に提出すれば、 国会はそれは無視する事はできません。 ですので請願署名の協力をお願いします。
Q:どの様な法制度を目指しているのですか??
A:最終的に法律を決めるのは私たちではありませんが、 私たちが国会に提案するのは、 現状、多くの彫師達が日常的におこなっている行為を ガイドライン化し、それを守って営業すれば 大丈夫、といったレベルの法制度を提案したいです。 何故なら現状のそういったレベルで、衛生管理をしている彫師さんの元に 、衛生面でのクレームといった事は、 私達が知りうる限りでは存在しないからです。
Q:イレズミはアンダーグラウンドでいいんじゃないんですか??
A:もちろんそういった意見を否定するつもりはありません。 ですが海外で現在おこなわれている高度な技術と衛生管理で、 徹底されたオープンなタトゥー業界を望む声もたくさんあるのです。 私たちもそういった業界のあり方に賛同しています。
Q:法整備をおこなうには業界団体が必要なのではないですか?
あったらいいというくらいで、 必ずしも必要ではありません。 タトゥーを安全でもっとオープンなものにしたいと言ったレベルでの 多くの方の意見の統一があれば問題ないと思います。
Q:前回提出した請願署名の結果はどうなったのでしょうか?
A:提出は前国会の終盤でおこなった為、 正式な審議に入るは秋の国会以降になるのではないかと思われます。
Q:どういった流れで法整備されるのでしょうか??
A:前回提出した署名が国会での議題にあがるか否かの審査があります。 それが通れば法整備化に向けての委員会が国会内で、編成されます。 それによってルールが決定されていくのですが、 その際にタトゥー業界サイドからも、様々な提案を行わないといけません。 なのでまとまった意見を提出できる様に、 勉強会などを継続して開催する必要があるのです。
Q:署名が審議を通らなければ法整備は諦めるのでしょうか??
A:いいえ前回、およそ23000人の署名を提出しましたが、10万筆を目標にしています。
Q:法整備に反対する彫師の対応はどうしますか?
A:賛否両論がある事は決して悪い事ではないと 私たちは考えます。 ですが、私達はまず「医師以外がイレズミを彫ってはいけない」と言う現状をどうにかしないと、と考えております。

その他

Q:イレズミがはいっているせいで、入浴を拒否されるなどの問題がありますが、これは人権侵害ではないのでしょうか??
レストラン等でドレスコードがある様に、民間の入浴施設にも営業の自由がありますので人権侵害には当らない可能性もありうると思います。 ですが、公共の施設や海水浴場などで入場を規制されるのは人権侵害に当たる可能性はありうると思います。 余談ですが、まずはイレズミを入れている人達自身が、 入っていない人達よりもきちんと道徳を守る事が必要かと思います。 そうする事によって刺青=悪者というイメージをなくしていけば、 私たちの主張が受け入れやすくなる環境にはなると思います。
協力・ご支援のお願い

SAVE TATTOOING IN JAPAN

〝SAVE TATTOOING〟は、日本のタトゥー文化がアートの1つとして発展していくことを願い、全国のタトゥーファンと共に力を合わせてタトゥーカルチャーを応援するプロジェクトです。