障害者施設殺傷事件について

28/07/2016

この度の事件では多くの被害者の方々、

ならびにその家族の方々、関係者の方々。

突然の理不尽な行為によって、
言葉で表現する事のできない、
深い心の痛みを感じておれてる事と思います。

被害者の方々のご冥福を心より、
お祈りいたします。

私たちがこの事件を通じ、
意見を発信する立場ではないのですが、
タトゥー・刺青の愛好者達にとって、
考えなければいけない部分もあると思い、
投稿いたします。

まず第一に、
一部の報道メディアによって、
植松容疑者が刺青をしている事実を、
ピックアップされた記事が掲載されていました。

植松容疑者は、
STJのインターネット署名にも参加していたそうです。

しかしながら記事を見る限りでは、
刺青をしている人間=まともな人間じゃないといった様な、
報道に受け止められる様にもみえました。

過去の事件でもこういった報道は存在しました。

それは当然に大きな間違いであり、
刺青・タトゥーをしている人にも人間的に素晴らしい人は多くおりますし、
また刺青を施してない人でも猟奇的な事件を起こす人もいます。

ですのでこういった世論に誤解を招く様な、
報道のやり方は今すぐ訂正するべきだと思います。

私はジャーナリストの方たちの発言を、
世論の代表の言葉という風にとらえ尊敬もしています。

ですのでこういった誤解を招く報道が度々行われる事は、
TATTOO・刺青に関係のない勤勉で真面目な人達が、
実は見た目だけで人を差別をする人たちなんだという、
誤解を招く恐れもあると考えます。

第二に、
私たちTATTOO愛好者にとって、
それは悲しい事実ではありますが、
私たちが何かトラブルに巻き込まれる度に、
私たち本人ではなく、
タトゥー・刺青自体を悪者にされてしまう世の中だという事を、
理解して頂きたいです。

逆にいえば私たち、
愛好者がTATTOO・刺青を施してない人達よりも、
少しだけ襟を正して生活する事で、
時間はかかるかもしれませんが、
世間のイメージは変わっていくと思います。
愛好者たち皆んながもっと生活しやすい、
社会を作る事ためにも、
皆さまのご協力をお願いします。

第三に、

香山リカさんの記事を少し引用させていただきます。

私たちはSAVE TATTOOINGはTATTOO・刺青問題を通じて、
多様性に寛容な社会の一助になればと思い活動しております。

異質なものを排除していいという風潮が社会で認められれば、
再びこの様な事件がおこる可能性もあります。

愛好者の人たちは多少なりとも、
差別を受ける事のつらさや苦しみというものも知っており、
弱い立場の人間にいる人は助けなけなければいけない事も、
十分に理解している方々です。

ですのでその事の大切さを皆さんの周囲の方にも、
しっかりと伝えていってもらえる事を切にお願い致します。

SAVE TATTOOING IN JAPAN

〝SAVE TATTOOING〟は、日本のタトゥー文化がアートの1つとして発展していくことを願い、全国のタトゥーファンと共に力を合わせてタトゥーカルチャーを応援するプロジェクトです。